Healthcare
医療と介護にまつわるコラム
病気と健康
2006.12.2
白いご飯だあ
当院では、開院以来ずっと入院食に胚芽米を使っています。 「いのちのスープ」のところで、玄米と書いてしまいました。玄米も胚芽米も違いが良くわかっていなかったんですね。 今回調べてその違いもわかりましたが、それと同時にここ(自称「アットホームをめざす医院」)をオープンしたときの事をちょっぴり思い出しました。 報告によれば、・・・胚芽米の胚芽には動脈硬化に効果のあるα-トコフェロ-ル(ビタミンE)や血圧降下作用のあるガンマアミノ酪酸(ギャバ)などの栄養成分が多く含まれています・・・と書いてあります。 こんな名句も発見しました。 「玄米はぬか(糠)と胚芽を含み、水につければ芽がでます。これが発芽玄米です。一方、白米は水につけると腐ってしまいます。このことから、『白米は死に米、玄米は生き米、発芽玄米は起きている米』と言われています。」 玄米には糠の成分も豊富に含まれている、というわけですね。 そういえば、「玄米が一番からだのために良いからそうしたいけど、厨房も大変だし味も硬さも普通のご飯を食べてた人には馴染めないから、胚芽米にしましょう。胚芽米でも、食べられないとかおいしくないとか言う人が必ずいるでしょうから・・・」、ここをオープンするときに、初代の師長(当時は婦長と呼んでました)が話していたような気がします。(旧姓里見婦長、すばらしい方でした。今はどうしていることでしょう。) 何も知らないくせに一応院長になる立場上、(玄米でも胚芽米でも良い、とにかく良いものなら良い)とばかりに仲間の意見に賛同して胚芽米を採用・・・。 すべてがその調子で出来上がったのが、今の基です。だから、仲間みんなの思い入れがいっぱい詰まっています。あれから少しずつ建物も、仲間も替わりました。でも、「ここは私のものではない、借金の責任は私が代表して背負う、でもここを創るのはみんなの力だ、私はコントロールセンターにいるだけだよ」、今も口癖のように院長は言っています。
ここのめしはうまくない、とっても食べられたものじゃない、家から白いめしを持って来い、年に何名かはそうおっしゃる患者様がおられます。でも、他より良いことをしているという自負心が、カチンと来る心を抑えてくれます。・・・そんなにまずいですか? うちでは玄米ご飯を3食食べています、そういうご家庭で実際にあった笑い話を。
「玄米食って健康に良いけど、やっぱり食費がかさむんですよね。我が家の給料では子供たちの教育費も馬鹿にならないから、たまに月末になると家計が厳しくなるときがあるんです。あと何日、大丈夫かなぁってね。そんなときは仕方なく、白米ご飯を炊くんですよ。そうするとね、パパや子供たちが、『あっ、今日は白いご飯だ、やったあ』『あっ、白いご飯、わたし白いご飯が大好きなんだよね、白いご飯なら何にもなくても食べられるよ』ですって。なんだか、我が家って戦後の生活をしてるみたい。私の苦労、わかってるのかしら。」
by やぶれがさ
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